男女共同参画センター『アバンセ』のお届け講座を開催し、弊法人理事を中心として11名が受講しました。
『男女共同参画の基礎知識』と題し、佐賀大学客員研究員の宮地歌織先生に、以下の内容についてご講演いただきました。
1)加速するリケジョ(理系女子)・ドボジョ(土木女子)・STEM教育の世界
・STEM:科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)数学(Mathematics)の総称。
・"世界は科学を必要としており、科学は女性を必要としている"
・日本における現場での取り組み(「けんせつ小町」、国土交通省九州地方整備局の「九州女性技術者の会(九 WE 会)」)
2)男女共同参画とは?
・ジェンダーギャップ指数(Gender Gap Index)
・政策としての男女共同参画
3)日本における課題
・国連の「女子差別撤廃条約」(1979年採択)
・日本の「男女雇用機会均等法」(1985年制定)
・アンコンシャス・バイアスについて
質疑応答の場では、企業における女性社員採用について、女性の政治参加について、アンコンシャス・バイアスについて等の議論がかわされました。
開催日:令和3年12月11日(土)
場 所:親和コンサルタント オフィスビル会議室 (佐賀市卸本町)


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弊法人役員の女性蔑視発言に関する対応について
令和3年7月6日に開催された講習会の質疑の場で、弊法人役員による女性蔑視発言がありました。
弊法人では再発防止のために、以下の通りの措置を実施・計画しました。
【再発防止措置】
○ 女性蔑視発言を行った役員に対しては、理事長より厳重注意しました。
○ 役員含め会員の意識改革を行うために、佐賀県立男女共同参画センター講師によるジェンダー平等の出前講習会を定期的に行います。
○ 会としての活動等の情報を広く発信することで会員としての付加価値を高め、女性会員の増員にも積極的に取り組みます。
【経緯と発言要旨】
○ 令和3年7月6日に開催された講習会の質疑にて
高校の先生とのやり取りを紹介する中で「山の中の危ない所などには行かせられないし、トイレの問題などもあり、平場での測量や橋梁の点検などを任せられ たら」と発言しました。
先生から「どちらかと言えば男子生徒の要望が強いのですか」の問いに「そうですね」と答えました。
○ 令和3年7月7日、同講習会に参加された会員から、弊法人役員の女性蔑視発言に対する対応について意見書が出されました。
○ 令和3年7月14日、弊法人の理事長・副理事長らで協議を行い、対応をまとめました。